流されてゆけ、どこまでも。

日常、趣味、創作。私が思ったこと、感じたこと。

回想

初めて激情が暴走したのかもしれない。

いつになく攻撃的で尖った言葉を使ってる印象だ。

そんな指摘をして何になるんだ、苦痛を訴えるようなことをしても私は救われない。

否定の言葉は思いつくが、それらにはさして興味が向かない。

その言葉達が指摘する側面にはまるで興味がないかのようだ。

私はこんなことがしたかったのかい?と聞き返すように言葉をなぞると、少し我に返って自分にガッカリする。

けれど現実は何者とも戦わずに済むような優しい世界ではなかっただろう。

隠し通そうが打ち明けようが、どうせ世界は変わらない。

もし人々は気が付くことが出来ても、やがて忘れ、繰り返す。

私がどのように振る舞おうがそれらは全て無意味だろう。

この激情を吐露した文面がモラルに欠けたものでさえなければよいのだ。

激情に揺れる私にそんなことが出来るのかと疑いたくもなるが。

けれど驚いた。心の奥底にまだ戦おうとする自分が生き残っていたとは。

進まない議論は不毛な言い争いと何ら変わらない。

この激情を私はどう処理するのだろうか。

しばらくの間、これ以上の暴走がないように気を付けて観察したい。