朝が来た。
今でも朝、目を覚ました時に「また生き延びてしまった」と思う日がある。
以前よりも明るく前向きな日々を過ごしているはずなのに、今でもそう思ってしまうのは何故だろう、不思議だ。
貴方の人生を描けるのが貴方だけであるように、私の人生のこれからを描けるのは私だけだ。
物語の続きを書かなければいけない。朝が来て生き延びてしまったと思う日は、そうやって自分を励ますようにしている。
やらばければいけないことも、やりたいことも、興味があることも、楽しみにしていることも、まだ山ほどある。
そうは言いながらも、心の奥底ではもう人生なんてお腹一杯だよと思っている。
今はそういう矛盾を抱えながら生きている。だから生き延びてしまったと思う日があったって、そう思う自分を頭ごなしに否定しなくても良いでしょう。
今日の私は始めにそう思ったんだと理解したら、「物語の続きを書きにいこう」と言って背中を押してあげたい。
限りある時間に精一杯の感謝をこめて。物語の続きを書きにいきましょう。